単身赴任とは

単身赴任とは

いろんな地域に支社を持っている会社で働いている場合、
ずっと同じ場所で働けないことがあります。
一定の勤続年数を勤めたり、業務内容によっては、
自宅から通えない場所に転勤するという業務命令が下ったりします。

 

もし、家族全員で引越しをする場合には転勤と言いますが、
一人だけで転勤をすることを単身赴任と言います。
単身赴任というのは、夫婦のどちらかが、現在住んでいるところに家族を残したまま、
自分だけが遠方に転勤をするということです。

 

基本的には、子供の学校の関係や、家族の仕事、病気や出産などが理由で、
単身赴任をすることが多いようです。

 

しかし、中には、会社側から単身赴任を命じられることもあります。
単身赴任を命じるのは、全国的にチェーン展開をしているお店や支社を持つ会社がほとんどです。
お店や支社を立ち上げて、それが軌道に乗るまでの間しか必要がないので、
期間が曖昧なために単身赴任という形態をとります。

 

日本の社会では、単身赴任を拒否すると言うことは、会社を辞めると言うことにも繋がるので、
「行きたくない」と言う選択肢はないのが現状です。
ただし、会社から命じた場合には、社員の経済的負担や精神的負担を考慮して、
別居手当や帰省のための交通費などの援助をすることがあります。

 

単身赴任と言う制度は、外国にはほとんど見られない制度です。
ですから、「単身赴任」の英語表記や単語はありません。
家族よりも仕事を優先するという日本人の体質をよく現わしている制度とも言えるのが、
単身赴任なんですね。

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